川口英俊のブログ - 2013/04

川口英俊のブログ




2013年04月16日(Tue)▲ページの先頭へ
「自殺・自死について」・補足・「Hasunoha」お坊さんがこたえるQ&Aサービス
ついに自殺・自死についてのご質問が「hasunoha」に・・正直、まだまだ考察中であるため、ご回答は避けるべきかと悩みましたが・・現時点での拙考を記させて頂きました・・字数制限もあり、正直、かなりの中途半端な内容となっております・・あまりに残念無念でございます・・猛省致しております。

「Hasunoha」お坊さんがこたえるQ&Aサービス
http://hasunoha.jp/

下記の問いに回答させて頂きました。

問い「自らの死について」
http://hasunoha.jp/questions/98

拙回答

「不殺生戒」

neko 様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えとなります。

「不殺生戒」を説く仏教において「殺」をいかに捉えるべきであるのか・・

拙考察は、まだまだ途上ですが、密教史上の「呪殺」と併せて、現在、既に100名を超えているチベット焼身自殺抗議について考えさせて頂く中において、これまで拙生なりに真摯に扱わせて頂いて参りましたつもりではございます。

勝義方便メモ・シリーズ
http://togetter.com/li/456916
特にNo.3と4にて

現在の拙私見ではございますが、「殺」については、仏教的立場から基本的にはもちろん否定されるべきことではあるものの、確かなる慈悲に基づいた利他行・善徳行として、極限において許される場合があり得るのではないだろうかとは考えております。

しかし、問題は、その「殺」が本当に確かなる「慈悲」を根拠としての利他行・善徳行の範囲として仏智(悟りの智慧)から認められるものであるのかどうかということであります。これは、仏智がいかなるかを知り得ない凡夫から判断するのは大いに危険性があるのは否めないものであるとは考えております。

もちろん、凡夫の判断からでも、明らかに煩悩や無明(根本的無知)を原因とする「殺」と捉えることができる場合は、やはり「悪業」の結果は免れないことになってしまうであろうことは推測できるのではないだろうかとは存じております。

厳しい見方となるかもしれませんが、現実上、真に仏智からの慈悲に基づいた「殺」がこの人間道において成立する場合があるのかどうかと申しますと・・非常に難しいとしか今の拙生からは申し上げられないところでございます・・

「殺」にはもちろん、自殺・殺人、生き物(動物)への殺も含みます・・生き物を殺さずに人間界を過ごすことなど誰もできないのも正直な現実としてあります・・

問題は、その「悪業」をできるだけ少なくして、いかにして「善業」を積むことにより「悪業」を浄化せしめることができるかについて考えなければならないと存じております。

その一つの方便として、追善供養、功徳回向ということが成り立つものとなるのではないだろうかとは考えております。井上広法様のおっしゃられている「回向」もそのような次第であると存じております。字数制限上申し訳ありませんがここまでにて失礼致します・・

川口英俊 合掌

2013.4.16補足として追記・・

問題は、「自殺」も含めてほとんどの場合の「殺」は、やはり煩悩や無明(根本的無知)を原因としていると言わざるを得ないものであると存じております・・極端に、例えば「殺」によって救われるというような考え方を持つことは、非常に危険であり、常見か断見かに陥ってしまう弊害が生じてしまいます。あるいは、死ねばそれで救われるとして、例えば究極の慈悲行として、一切衆生を滅殺することが許されるのであるならば、それで衆生済度は完成することになってしまいますが、輪廻・業の内実はそんな簡単なものではないことを理解しなければ、浅薄にも仏智による慈悲を根拠として、いつでも「殺」が許されてしまう恐れがあるということになってしまいます・・とにかく「殺」に関しての考察は引き続いて進めていかなければならないと存じております。川口英俊拝

これまでご回答させて頂きました内容は下記にてまとめて閲覧して頂くことができます。
http://hasunoha.jp/users/16

・・

「インド論理学研究」
平成24年度(第V号)《ダルマキールティ特輯号》
山喜房佛書林

http://blog.goo.ne.jp/indianlogic/e/c9ff463a70337ec04510bc9839646382
興味深い論考が並んでおりまして、誠に楽しみでございます。

・・

「 #勝義方便メモ No.8 」33まで追記更新。
http://togetter.com/li/456916

No.7
http://togetter.com/li/442609

・・

平成25年・春季彼岸施餓鬼法要 法話内容「供養について」
Ustreamにて録画・公開
http://www.ustream.tv/recorded/30149099

平成25年3月・春季彼岸施餓鬼法要配布用施本
「十三仏 追善供養を司る如来・菩薩たち」ネット公開
http://oujyouin.com/13butu.html

コラム「追善供養・功徳回向の考え方について」 1〜5
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52108201.html

・・

TIBET FESTIVAL TOKYO 2013
5月1日(水)〜5月6日(月)
大本山護国寺 
主催:ダライ・ラマ法王日本代表部事務所(チベットハウス・ジャパン)
http://www.tibethouse.jp/tibetfes/index.html

【チベット問題】

「自らを灯明と化した菩薩たちの願い」〜チベット問題・焼身抗議を考える〜
http://t.co/PwVvYWck

【チベット問題】(2013.4.16までまとめ)
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52124507.html

【チベット問題】(2013.3.10までまとめ)
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52120616.html

【チベット問題】(2013.2.23までまとめ)
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52118983.html

チベットが直面する問題 (2012年)
http://t.co/lavJOBR9

「偉大なる第十四世(ダライ・ラマ法王猊下)の長寿を祈願する如意自在王〔経〕」
http://t.co/BKpRZFZ6

・・

2013.3.11 東日本大震災・犠牲者諸群各霊位・三回忌追善供養
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52120839.html

最近の仏教思想関係の主な考察についてのまとめ集
http://t.co/RZJudE4f

「お通夜式、お葬儀式の導師についての自省と自戒のために」(川口英俊拝)
http://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k/e/ef5f6cca53cff32fb5fd1def4d9492e6

川口英俊の自動配信・デイリー自動情報収集ネット新聞
http://paper.li/hide1125/1307742529

「拙対外活動に関しましてのお知らせ(川口英俊拝)2013.1.26」
http://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k/e/575ba7b05497e7ee3d893a2ab0c39bc3

・・

他、これまでの考察シリーズは下記をご参照下さいませ。
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/51997575.html


   





カレンダ
2013年4月
 
       

アーカイブ
2008年 (187)
5月 (17)
6月 (30)
7月 (32)
8月 (31)
9月 (30)
10月 (20)
11月 (3)
12月 (24)
2009年 (175)
1月 (26)
2月 (20)
3月 (20)
4月 (8)
5月 (18)
6月 (4)
7月 (17)
8月 (9)
9月 (27)
10月 (23)
11月 (2)
12月 (1)
2010年 (62)
1月 (8)
2月 (3)
3月 (3)
4月 (1)
5月 (4)
6月 (7)
7月 (6)
8月 (1)
9月 (13)
10月 (8)
11月 (6)
12月 (2)
2011年 (49)
1月 (7)
2月 (4)
3月 (4)
4月 (4)
5月 (5)
6月 (6)
7月 (2)
8月 (4)
9月 (3)
10月 (3)
11月 (5)
12月 (2)
2012年 (39)
1月 (4)
2月 (8)
3月 (1)
4月 (2)
5月 (1)
6月 (1)
7月 (2)
8月 (2)
9月 (4)
10月 (2)
11月 (7)
12月 (5)
2013年 (25)
1月 (3)
2月 (2)
3月 (1)
4月 (1)
5月 (5)
6月 (1)
7月 (2)
8月 (4)
9月 (2)
10月 (1)
11月 (2)
12月 (1)
2014年 (44)
1月 (3)
2月 (3)
3月 (2)
4月 (5)
5月 (4)
6月 (11)
7月 (4)
8月 (3)
9月 (3)
10月 (1)
11月 (3)
12月 (2)
2015年 (59)
1月 (1)
2月 (2)
3月 (5)
4月 (8)
5月 (6)
6月 (3)
7月 (7)
8月 (11)
9月 (4)
10月 (3)
11月 (5)
12月 (4)
2016年 (34)
1月 (3)
2月 (3)
3月 (5)
4月 (1)
5月 (1)
6月 (4)
7月 (3)
8月 (3)
9月 (5)
10月 (1)
11月 (4)
12月 (1)
2017年 (9)
1月 (4)
2月 (2)
3月 (2)
4月 (1)

アクセスカウンタ
今日:55
昨日:103
累計:737,867